キャリアチェンジによる収入低下に備える

おはこんばんちは。りってるです。

転職する目的・動機は様々だとは思いますが、多くの方は収入アップを理由の1つとして挙げるのではないかと思います。例えば、厚労省の調査(平成27年)では下記のようなデータが出ています。

離職理由割合
「労働条件(賃金以外)がよくなかったから」27.3%
「満足のいく仕事内容でなかったから」 26.7%
賃金が低かったから25.1%

それに対して、実際に転職した後はどうだったかというと、これも上記の厚労省の調査でデータが出ています。

新たな勤め先の選択理由割合
「仕事の内容・職種に満足がいくから」40.8%
「自分の技能・能力が活かせるから」37.5%
労働条件(賃金以外)がよいから24.9%

いずれの理由のトップ3にも収入アップに関する回答が入っていることから、多くの人がこれを重視して転職していることが分かります。

しかし、転職の仕方によっては、必ずしも収入アップできるとは限りません。

目次

収入ダウンする転職

異業種、未経験の職種への転職は収入ダウンの可能性があります

自分が積み重ねてきたキャリアの業界と異なる業界へ転職する場合は、これまでの経験がそのまま通用するとは限りません。少なくとも採用担当者は、新規事業のために異業種から人を採るなどの事情がある場合以外は、異業種からの人材が即戦力となるとはなかなか思わないでしょう。

また、未経験の職種も同様です。異業種で同職種であればまだベーシックの部分は通用するかもしれません。しかし、職種が異なれば基本的な業務から異なります。すなわち、転職した時点では、社会人1年目の新人とほとんど変わりません

異業種×未経験の職種への転職は言わずもがなですよね。
私の2回目の転職はまさにこれに当てはまりましたので、30歳を目前にして年収はダウンしました。

では、収入ダウンが避けられない転職に対し、どう対策するか。
対策としては大きく2つです。

(1)支出を減らしておく
(2)収入源を増やしておく

支出を減らしておく

まずは支出を減らしておくことをおススメします。
収入が減っても支出を減らせば資金がショートすることはありません。

最も効果的な削減対象は固定費です

固定費の代表的なものが家賃です。自分が住んでいる家や借りている駐車場の賃料を減らすことで、毎月固定して出ていくお金を減らすことができます。

他には、携帯代などの通信費利用頻度の低いサブスクリプションサービス、などがあります。特に、サブスクリプションサービスは月々の金額が低いのでパッと見は気にならないのですが、塵も積もれば山となるの通り、年額にするとまとまった額が消えていっていますので要注意です。

これらを削減しておくことで懐に余裕ができ、新たな仕事に心置きなくチャレンジができます。

収入源を増やしておく

支出の削減と合わせて、収入源を増やしておくことができるとさらに良いです。
とはいっても、仕事しながら別の収入源をどうやって増やすのか?と思われるかもしれません。新たな仕事をするのに、さすがにアルバイトして増やすというわけにはいかないですよね。

働かずに収入源を増やす方法としては、主に3つあります。
1.株の配当2.債券の利息3.不動産からの家賃収入

株の配当は、株式を購入することで得られます。現在は、ネット証券も充実していますので手軽に購入することができます。3つの方法の中で一番身近でポピュラーな方法といえます。

債券の利息は、債券を購入することで得られます。これも最近ではネット証券で扱っていたりしますし、債券の証券化したファンドが売られていますので、それを購入することで間接的に利息を得ることができます。

不動産からの家賃収入は、不動産を購入し入居者さんから得ることができます。ただ、上記2つの方法に比べてまとまった資金が必要ですし、不動産をメンテナンスする必要もありますので、難易度が高い方法になります。なお、代替手段として、不動産を証券化したファンドがありますので、それを購入して間接的に家賃収入を得ることもできます。

複数の収入源があれば、いざという時の助けになりますし、その存在だけでも安心感がありますよね。

乗り切れば飛躍できる

このように、支出を減らし、収入源を増やしておいて、収入ダウンの憂いを減らしておけば、心置きなく新たな仕事に取り組むことができます

おそらく、新たな業界・職種に飛び込むチャレンジ精神、行動力がある人であれば、仕事に集中することですぐに成功できるのではないかと思います。集中できる環境を前もって作っておくことが、新たな仕事での成功の秘訣になってくると思います。

私も2回目の転職では、持っていた車を手放し、東京23区内でもかなり家賃の安い地域に住んでいたおかげで、収入はダウンしましたがそこそこ生活水準は維持しながらも貯金できるくらいに過ごせました。その結果、新たな仕事と資格勉強に没頭することができました。

まとめ

今回は、年収ダウンするようなチャレンジングな転職であっても、備えておけば生活を維持しつつ、新たな仕事に集中することができ、結果、成功に近づくことについてお話しました。

とはいえ、チャレンジングな転職でなくても、景気が悪くなったりすれば収入がダウンする可能性があります。そのため、今回お話したような支出削減と収入源の開拓は、程度の差はあれど多くの人にとっても重要だと思いますので、参考になりましたら幸いです。

ではでは。