知財業界で資格は年収アップにつながるのか?
おはこんばんちは。りってるです。
世の中には様々な資格がありますよね。
知財でも、弁理士を始め、行政書士、知的財産管理技能検定、ビジネス著作権検定、などなど、いろんな資格があります。
(ちなみに行政書士は著作権の登録業務で知財と関係します)
どんな資格でも取るのにコストがかかりますよね
でも、その資格が年収アップにつながっているのでしょうか?
ドキッとされた方もいらっしゃるかもしれません。
今回は資格を年収アップにつなげる方法についてお話したいと思います。
資格を取れば年収アップ?
冒頭でもお話しましたが、
資格を取ればそれだけで年収アップするのでしょうか?
答えは、昔ならYES、今はNOです。
昔は、資格手当なるものが会社から支給されていました。
と、伝え聞いていますw
私が社会人になった頃にはなかったので直接は知りません。
弁理士資格を持っているだけで、月○万円。
そんな夢の時代があったそうです。
もはや伝説の域です。
今では、下手をすると月々の会費すら払ってもらえず自腹、という会社もあります。
(弁理士は毎月上納金会費を弁理士会に払う必要があるのです)
このように、残念ながら今は資格を取っただけでは年収アップは実現しません。
ただ、会社によっては社内規定で資格取得に報奨金が出ることはあります。
xx資格を取れば3万円とか。
弁理士などの国家資格だと10万くらいもらえることもあります。
とはいえ、それは一時的なものです。
資格を使いこなす
じゃあ資格取っても意味ないじゃん、
と思われるかもしれません。
しかし、資格は使いこなすと利益をもたらしてくれます。
ここで、人によって大きく差が出ます。
取った資格を使ってうまく年収アップにつなげられる人と、ただの資格ホルダーと、では年収は2倍も3倍も変わると思います。
逆いうと、自分にとって年収アップになる資格を取る必要があります。
取っても使いこなせない資格は無意味です。
資格=自己投資、とよく言われますが、
本当に「投資」と考えるのであれば、回収を考えて資格を取ることが大事です。
以下では、資格の使いこなし(投資回収)の例についてお話します。
資格を利用して転職
資格の使いこなしの典型例としては、転職に利用する、です。
方法は大きく2種類あります。
まず、年収アップする仕事で必要な資格を取得して、その仕事に転職する、です。
先に年収が上がる仕事をサーチしておき、その仕事に必要な資格を取得し、転職します。
例えば、英語が得意で一般的な翻訳の仕事をしている人がいるとします。
仮に、特許翻訳の方が単価が高いとして、特許翻訳者をターゲットに置きます。
そしたら、特許翻訳に関わる知的財産翻訳検定を取得します。
そして、転職時にその資格をアピールし、特許翻訳者として採用されれば年収アップです。
もう1つは、同じ仕事だが、資格を持つことで自己価値を上げて、年収アップする企業へ転職する、です。
現在の仕事で評価される資格を取得した後に、転職活動をして同じ仕事で年収アップする企業へ転職します。
例えば、著作権関係の仕事をしている人がいるとします。
先に、ビジネス著作権検定を受けて合格します。
著作権関係の求人に応募して、資格をアピールし、採用されれば年収アップです。
ちょっと事例が安易な気もしますが、方向性は2つあって、仕事を変えたいと思っている人は前者、同じ仕事にこだわりたいと思っている人は後者、が良いのではないか、ということです。
資格の専権業務で独立
使いこなしの別の例ですが、専権業務を利用して独立、です。
こちらは難易度が高いです。
専権業務とは、その資格の保有者以外が行うことを禁じられている業務です。
弁理士の場合、出願代理や鑑定がそれにあたります。
例えば、特許事務所に雇われて書類作成している特許技術者がいるとします。
先に、弁理士資格を取得します。
死に物狂いで頑張って取得するとしますw
そして、特許事務所を開業して出願代理業務を行います。
お客さんが付けば年収アップにつながります。
正直、このケースは資格云々よりも経営者としての能力の方が問われそうです。
しかし、やりたいと思っても資格がないとできません。
既に書類作成の経験があってバリバリ稼いでいる人は、この道でさらに年収を上げようとすると、もうこの手しかないと思います。
上手く事務所を拡大できれば収入は青天井です。
今はそこまででもないですが、昔は長者番付に名前が載るほど儲かったみたいです。
まとめ
知財業界で資格があれば年収アップするのか、についてお話しました。
結論としては、資格を持ってるだけでは年収アップしない、でした。
ただ、使いこなすことができれば、最終的には青天井に上がる可能性があります。
とはいえ、この手の話は知財に限った話ではなく、他の士業でも同様だと思います。
何はともあれ、資格は投資なので回収を意識しましょう。
何かの参考になれば幸いです。
ではでは。
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