【大変だけどメリット大】異業種・異分野へアクティブにチャレンジする価値

おはこんばんちは。りってるです。

昨今、世の中の多様化に伴い、
企業も人材の多様性を求められています。

そんな背景があるため、
自分の市場価値を高める方法の1つとして
異業種・異分野での経験を持つことが挙げられます。

その具体的な内容とメリットについてお話したいと思います。

 

目次

異業種・異分野とは?

一言で異業種・異分野といっても大きく分けて3パターンあります。

・パターン1:職種は同じで業界が異なる
・パターン2:職種が異なるが業界は同じ
・パターン3:職種が異なり業界も異なる

 

職種は同じで業界が異なるパターン

職種は変えずに業界をシフトするパターンです。

例えば、システムエンジニアのまま金融業界から医療業界へシフトするとかです。

 

仕事のベースが同じなためなじみやすく、想像しやすいのでギャップが小さいです。
なので、ミスマッチになる恐れが低いです。

また、転職でも年収は下がりにくいです。

 

他方で、価値はあまり上がりません

理由は、やっていることがあまり変わらないから。
分野は異なっても商習慣が近い分野だと仕事はほぼ同じケースもあり得ます。

やっていることが変わらないと知識・スキルの幅も広がりませんよね。

 

なので、リスクは低いが価値も低い。
転職しても年収は上がりにくい。
ローリスク・ローリターンのパターン。

 

職種が異なるが業界は同じパターン

同じ業界で職種を変えるパターンです。

例えば、機械メーカーで製品開発から生産技術へシフトするなどです。

 

職種が変わるのでハードルがやや高いです。

培った知識・スキルがあまり通用しないためです。

 

なので、新たに知識・スキルを身に着ける必要があります

楽しんで取り組める人は適していますが、
逆に楽しめない人にはツラい

とはいえ、業界知識は使えるので、完全な素人よりは成長スピード早いです。

年収は少しダウンの可能性あり。

 

他方で、同じ業界なので前職・現職の2つの職種がつながり、職種間でのフィードバックが働きます。

例えば、前職・現職が前工程・後工程の関係の職種の場合、相手の職種の事情が分かっているので、相手の痒い所に手が届く、気が利く、といった評価につながりやすいです。

その結果として仕事の価値が高まりやすいといえます。

 

なので、リスクは中程度で価値も中程度。
ミドルリスク・ミドルリターンのパターン。

なお、今の職場で違う職種に興味がある人はその職種の人に話を聞いてみるとよいです。同期とかいると聞きやすいですね。
そうすると失敗しにくいです。

 

職種が異なり業界も異なるパターン

職種を変えて異なる業界へ飛び込むパターンです。

例えば、金融業界のシステムエンジニアが一念発起して有機栽培農家に転身するなどです。

 

職種も業界も変わるのでハードルはかなり高いです。

前職の知識・スキルは基本的にほとんど役に立ちません。

ハードモードと分かって飛び込まないと後悔するレベルです。

新しい事で先行きの見通しもあまりないことにチャレンジすることが楽しめる人にしかおススメできません。

年収も下がる可能性がかなり高いです。
というかほぼ下がると思った方がよいです。

 

また、この場合は自ら前職の経験を現職に活かす思考・行動を取らないと職種間のシナジーが生まれづらいです。

しかし結びついたときにはかなり強いキャリアとなります。

自己ブランドといっても良いレベルです。

なお、たまに「医師×弁護士」といった強烈な肩書の方がいらっしゃいます。
これは、強力な自己ブランドにはなる一方で、キャリアとしてはあまりシナジーがないように思われます。

それよりも、例えば「会計士×ITコンサル」とかでフィンテック導入コンサルとかやる方が信用&信頼があり、シナジーがありそうです。

 

自己ブランド化できると高い年収での転職も可能だし、独立も視野に入ります。

まさにハイリスク・ハイリターン(の可能性がある)のパターン。
一時的に下がる年収分は自己投資、と割り切れる人には良いかもしれません。

 

企業が求めている人材になれる

昨今は世の中の変化が目まぐるしいです。

そのため、企業からは自ら変革できる人が求められます。

 

しかし、同じ場所で同じようなことをやっていると常識や習慣ができてしまいます。

この常識・習慣がやっかいです。

常識・習慣があると、同じ事象には正しく早く対応できるのですが、別な事象には対処が遅れたり、同じやり方をごり押ししたりしてしまいます。
また、新たなことを考えにくくなります。

 

これでは、企業は世の中の変化に適応できず、取り残され、没落してしまいます。

そのため、違った目線・考えを持つ人、とがった人材が必要だと認識されてきています。

実際、転職市場においても、昔はあまり良しとされていなかった複数社歴が異種キャリアとして評価される場合も出てきました。

 

戦略に基づき遍歴を持つ

とはいえ、やみくもに異業種・異分野にチャレンジしても思ったような結果が得られるとは限りません。

望む結果を得るには戦略が必要です。

 

例えば、ベンダのシステムエンジニアが企業内システム企画の職種を狙う場合、営業先のシステム企画担当者と直接会う立場にシフトしてシステム企画担当者が喜ぶことは何かを探ります。

ここで、相手が喜ぶことを考えることは、相手の立場に立って考えることに相当します。そうすると、相手の仕事を把握するために情報を集め、想像し、提案することになります。

それにより成果を出すことができれば、それはシステム企画担当者の付加価値に貢献したことになります。

この経験がシステム企画への転職における強力な自己アピールになります。

システム企画の人材が欲しい企業にとっては、その仕事を分かっていて、かつベンダ側の経験もある人は、即戦力として信用できます。

 

ここまで綿密にすることは難しいかもしれませんが、目的を置いてそれに対してアプローチしていく戦略があると成功率が高まります。

 

まとめ

今回は、異業種・異分野へのチャレンジとのそのメリットについてお話しました。

自分も経験がありますが、パターン3はかなりしんどいです。

好奇心・関心がないとツラいだけになってしまいます。

ただ、それをクリアすると自分の目線も変わりますし、相手の見る目も変わり得ます

ハードモードでも大きく成長してみたいという方にはおススメできるかなと思います。

 

何かの参考になれば幸いです。

ではでは。