失敗したらすぐ切り替えるメリット
おはこんばんちは。りってるです。
人は誰でも失敗します。失敗したと思ったとき、皆さんはどのような行動を取りますか?
止める、様子を見る、落ち込む、助けを求める・・・等々。何に失敗したかにもよりますが、多くの人に見られるのが「様子を見る」だそうです。
様子を見る理由
原因は様々あると思いますが、1つには、自分のミスを認められないことが挙げられます。
例えば、自己にとって不都合な真実に対する不快感(認知的不協和)や自己奉仕バイアスが働いて、人は自分のミスを認めづらくなります。
そして、止めたり、落ち込んだり、助けを求めたりすることは自分のミスを認めることになるため、多くの人は、その状態を維持することで、ミスを直視しないようしてしまいます。
私も過去に為替トレード(FX)で損失が発生したことがありますが、為替レートを見ないようにして損失が分からないようにしてしまったことがあります。
ミスの放置のデメリット
しかし、ミスを放置しておくと、直視しなくて済むため心は一時的に安定しますが、往々にして事態を悪化させます。失敗による傷は時間の経過と共に広がっていくことがほとんどです。そして、悪化した事態を見ると、さらにそれを信じたくない感情が広がり、また放置してしまう、という悪循環も発生しやすいです。
また、失敗の内容によっては、放置が致命的になりかねません。
例えば、転職で失敗した場合、放置するとその職場でずっと働き続けることになります。失敗の内容が人間関係であった場合は、下手をするとメンタルがやられてしまいます。
また、投資や事業で失敗した場合、放置すると損失が拡大し続けるかもしれません。その結果、借金を背負ったりすれば、やり直すのに多大な時間と労力がかかります。
かくいう私も先ほどの為替トレードの失敗を放置した結果、見事に手持ちの資金がすっからかんになってしまいました。
現実を直視し素早いリスタートが大事
このように、失敗を放置すると損失を拡大させ、時間やお金を浪費してしまいます。これを防ぐには、現実を客観的に受け止めることが必要です。
とはいえ、「受け入れてください」といっても人は感情の生き物なのでなかなかできるものではありません。では、どうすればよいかというと、1つの方法としては、感情を棚に上げてしまうやり方があります。
ミスは嫌だ、損失は怖い、といった感情は一旦忘れて、単に事実を並べて考えます。例えば、為替トレードの場合、1ドル105円で買った後に、1ドル104円になった。予想は1ドル106円だった。1円動いたらクローズするというルールがある。だからこのトレードはクローズする。以上。のように。
コツとしては、ミスを発見して即行動は難しいので、一旦違う行動を挟んで冷静になることです。例えば、「うわっ、円高になってる!」と思った後、一旦コーヒーを飲んでからクローズの注文を発注する、とかです。
このように、感情と行動を分離させると、嫌なことも放置せずに対応しやすくなります。やり方はほかにも様々あると思いますが、重要なのは放置しないことです。
放置せずさっさと対処してしまうことにより、次のアクションが取れるようになります。次のアクションが迅速に取れれば、リカバリーできるかもしれませんし、逆により飛躍できることさえあるかもしれません。しかし、放置し様子を見ていると、そのチャンスも自分でつぶすことになります。
まとめ
人はミスを放置し認めたがらないものですが、さっさと対処してしまうことで自らチャンスを棒に振ることを防ぐことができます。
これは何にでも共通することですし、本ブログでテーマとしているリスクをコントロールする上でも必要なスキルといえます。
とはいえ、頭では分かっていてもなかなかできない場合もありますし、状況にもよりますので、なるはやで失敗は受け入れて対処する、を心掛けるようにしたいものですね。
ではでは。